2020/ 02/ 06 (木)

2020年 年頭ご挨拶

NTT労組退職者の会高知県支部協議会 会長 國弘 昭

会員ならびにご家族の皆様、あけましておめでとうございます。2020kunihiro.jpg

 最近は毎年のように災害が日本列島を襲ってきます。特に昨年の一五号台風や一九号台風は関東・東北地方に甚大な被害をもたらしました。いまだに完全復旧はしていません。NTT高知支店の現職の皆さんも情報関連の復旧に派遣されていたとのことで、敬意を表します。長期間にわたる停電や浸水被害など現代社会のもろさが露呈したと言わざるを得ません。災害で亡くなられた方や、被害に遭われた方々に心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。災害は忘れたころにやってくるではなく、何時でもやってくる時代になりました。常に災害から身を守る備えをしなければなりません。

 昨年は選挙の年でした。統一地方選挙での組織内「近藤強」高知市議会選挙、参議院選挙での「吉川さおり」組織内候補は皆様のおかげで、見事当選を果たすことが出来ました。ご支援・ご協力いただきました会員・ご家族・友人・知人の皆様に改めまして御礼申し上げます。お二人の今後の活躍を期待します。

 参議院選挙の結果は、安倍一強政治に歯止めをかけることができませんでした。安倍首相は「憲法について論議する政党」が選ばれたとして、改正論議を加速する恐れがあります。戦後の平和主義を守るため、そして次の世代に引き継ぐためにも、安倍首相の言う憲法改正は阻止しなければなりません。不都合なことには責任を持たず無視し、数の力でごり押しする政治が今後も続くことに危機感を覚えます。昨年九月に発足した改造内閣では、発足後間もなく政治と金の問題で二人の大臣が辞任しました。安倍政権の屋台骨が揺らいでいます。いつ解散総選挙があるかわかりません。消費税が一〇パーセントになり、我々高齢者の生活環境・経済環境はますます厳しくなっています。総選挙がいつあろうとも、国の行く末を見誤らないように、与えられた権利を行使しようではありませんか。

 十一月二十四日に投開票された高知県知事選挙は、野党統一候補者対自公推薦候補者の一騎打ちとなりました。結果は、野党統一候補の松本顕治氏が六万二千票差で、自公推薦の浜田省司氏に敗れる結果となりました。全与党体制できた尾﨑県政が尾﨑知事の突然の引退表明と後継者指名で混乱し、今回の知事選挙は県民が「選んだ」より「選ばされた」感が強い選挙となりました。今後県民自治がどのように生かされるか、見定める必要があります。

 NTT労組退職者の会は「組合員が退職後も健康で明るく安定した人生を過ごせるよう、社会保障の充実や生きがいを求め、現役・退職者が一体となって運動を進める」ことを目的に設立されました。具体的な運動は、会員とのコミュニケーション充実・強化を図る、相互扶助のための共済生協活動の充実、特に最近は自然災害が多く発生、会員の生命・財産が脅かされる状況にあります。災害が発生した時いち早く救済するためにも連絡体制の整備は重要となります。退職者の会の基本理念は、何といっても、「仲間同士の助け合い」です。会員各位のご協力をお願いいたします。

 会員・ご家族の皆様にとって二〇二〇年がより良き年でありますことをご祈念申し上げ、年頭に当たっての挨拶とします。

カテゴリ

最近の記事: 10本