地元のバイオ発電所を見学    

県東部の農業用ハウスの加温用に  

上村 正臣 

平田の工業団地で、咋年1月から稼働を始めた、(株)グリーン・エネルギー研究所の見学会に行ってきました。

まず会議室で『研究所は、森林資源等の活用で地球環境や地域環境の改善、再生可能 工ネルギーの普及と地域経済の再生、地域社会の持続的発展』に貫献する。

雇用は幡多地区、愛南町から32名(内宿毛市12名)、発電、木質ペレットの燃料、材料は幡多地区、愛南町から持ち込まれ、国の固定価格買い取り制度を活用して、間伐材、製材端材、樹皮等を買い取っている。

稼働当初は発電所の外に出る煙と水蒸気の多さに、火事ではないかとの電話が再々あった。等々の説明の後工場見学へ。


研究所の敷地には木材が山と積まれ、ドイツ製のチッパーと言われる大型機械が木材を粉砕して燃料チップを作ります。

バイオマス発電所はそのチップを燃やしてボイラーで蒸気を発生させ、タービン、発電機を回し、できた電気を四国電力に売電。5班3交代で24時間連転し、フル稼働すれば宿毛市の一般家庭の1.2倍の電力をまかなえる。


木質ペレット製造所では、木の皮をはいだ心材でおが粉を作り、樹皮とペレットの規格外品等を燃やして乾燥させ、化学物質は一切使わずに、圧縮のみでペレットを作っている。年間販売目標は5千トン。高知市の業者を通じて、県東部の農業用ハウスの加温用を中心に販売している。燃やすことでできた木灰はセメント、有機の特殊肥料として再利用.煤塵、騒音、悪臭、廃水も国の基準、宿毛市の基準をクリアしている。以上簡単に報告します.